SFでのディストピア
ディストピア、ユートピアの対義語で暗く独裁的で狭くるしい世界観のことですね。
いま私は読んでいるのが「華氏451」です。
近未来で殆どの書籍を禁書扱いにされ、禁書を持った人を罰し焚書をされるのが普通の世界。
まさにディストピア。
好きな本もダメ、あの詩集や絵画もダメ。
持っていると異常者扱いされる。
最近の作品だと「図書館戦争」「リベリオン」を彷彿させる世界観ですね。
ネットでは近い将来に小説で描かれているディストピアが実現してしまうのではないか、という話がちらちら出ていてショートショート方式でディストピアな話が出てきて、おかしな話ですが面白いです。
でもそれはあくまでフィクションだから楽しめるのであり、実際にそういう環境に置かれたとしたら想像を絶する苦痛でしょうね。
いや、苦痛を苦痛と感じさせない。それが普通、日常となっているのがディストピアなんでしょうか。
そんなディストピアブーム?の私が次に読もうとしているのがこれ。
- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: ペーパーバック
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楽しみです。こういう黒い本ってカッコいいから読むだけじゃなくコレクター魂を揺さぶられる装丁ですよね。
借りた本を読みながら野原でコーヒー飲みながら、そしてヤニの匂いが染み込まない様に気を付けてタバコをマッチで吸う。贅沢なひと時を味わって仕事も頑張りましょうか。では、チャオ。