リワークでGO
1.リワークってなんぞや
リワークとは文字通り「復職」を意味する言葉である。
精神疾患や何らかの障害によって仕事を休職した、もしくはやめた人にとって
また社会復帰への足がけとなるサービスを提供する場所のことである。
私は今、そこの施設体験をしている。
利用している施設はとても落ち着きがあり、ネットや電子書籍・e‐ラーニングなどが
使用でき社会復帰はもちろん、そこでスキルアップや情報収集が出来るシステムとなっている。
利用層については私のような抑うつなどの精神疾患だろうか、老若男女さまざまだ。
2.なにをするの?
私はまだ体験中の身なので詳しくは分からない。
おおまかに職員の方から聞いたり、いま体験していることを書いていく。
施設に訪問するのがおよそ9:00。
時間の理由はもちろん会社勤務を想定した時間である。
次に朝礼で情報交換、軽く施設内の清掃などを利用者全員で行っていく。
その時の雰囲気は和やかなものでなにかさせられているという感じではなく、皆進んで掃除をしている印象だった(中には椅子のネジ締め等のメンテナンスを行う人もいた)。
そして10:00までは共同でやっている作業の確認を利用者同士でしたいたり、個人でなにか読書や新聞を広げたりしている。
人によってはなにか共同でプロジェクトを立ち上げて計画し実行していると、職員の方から伺った。
そして私は早速PCを使い(PCは無償で貸与され使える)、e‐ラーニングを行ってみた。SQLが学べる項目があったので飛びついてみたが、どうやら使ったPCの性能がAdobeのFlashにあまり相性が良いものではなく、恐らくFlushでなにか動作するのだろうなというところがブラックアウトして学習には向いていなかった。
なので勝手ながらタイピング練習をし、自身が好んで読む「newspicks(NewsPicks | 経済を、もっとおもしろく。)」で気になる記事を数記事ほど読み、記事に対する批評もさらりと読み進めていった。
そしてせっかくだから、いまの私の現状を転職までのプロセスを書いていこうと思い記事を起こしたのだ。
10:50になると小休止をしていく。といっても各々自由である。
そして11:00になるとストレッチが始まった。他の利用者の方はこの曜日が一番キツイと云うがジム通いの私からすればそこまでのものではなかった。
それが終わるとまた個人学習に戻る。アンケートを書いてほしいと職員の方から紙を渡されて、昨日に何時に寝たか今日は何時に起きたかという欄と服薬している私は昨日飲んだ時間を書いていった。
ちなみに昨日はかなり寝つきが悪く深夜の3:00に寝たと思う。少し寝ぼけ眼でこの記事も書いている。
3.この記事の目的
これはリワークとはどういうものか日記調で書いていき、もし精神疾患やなんらかの障害で仕事に就きたくても就けないと悩んでいる方にこういう手段もあるんだよと可能性の開示をしたく書いたものだ。と同時に自身の備忘録のようなものである。
インプットしたものをアウトプットしたいというのがエンジニアの性かそれとも単なる私の趣味かそれはさておき、自身が体験して純粋に感じたものを残しておきたいのだ。
ところでリワーク施設、正確には社会福祉支援というのだがそれを利用するには、条件がある。
①障害手帳や医療支援自立手帳などの自身がなんらかの障害を持っていることを医師や市から証明されるものを発行されていること。
②現在、休職中あるいは退職後であること。
③利用料が必要、ただし個人の条件によって負担額は異なる。
(この条件に関しては各市や施設によって異なる場合があり、私が利用している施設は年収などによって市と相談の上決まる)
以上のことを踏まえ、自身が利用できるかを利用したい施設に問い合わせるのが良いだろう。
こういった施設では社会福祉士、精神保健福祉士などケアサポのスペシャリストが駐在しているケースがほとんどかと思われる。
なので精神的な相談やカウセリングもしやすいことだろう。そして周りは自身と同じような境遇の方なので空気が温かい。
私は1日の体験だったが、ここを利用し新しい職に就くことを決めた。
これからどうなるか正直分からないが、ひとつだけわかることがある。
生きていれば明日は来る、明日には明日の風が吹くということだ。
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★余談★
いま、私が読んでいる本を紹介するという蛇足的なコーナーだ。
- 作者: フランツカフカ,Franz Kafka,中井正文
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 文庫
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これはある妖精から、「面白いよ、読んで読んで」とかわいく、それはもうかわいく
懇願されたので図書館から借りて読んでいる。
のっけから主人公が可哀そうでならない。こんな変身はまっぴらごめんである、チャオ。