自分の未来をビルドしたい

未経験で職務経歴がボロボロの人がSEを目指していきます

Catch・Get・My・Money

 

キャッチ (Catch)

私は愚かにも客引きにホイホイとついていき、見事に騙されてしまった。

 被害総額は3万円だ。世間のぼったくりやら詐欺に比べると少額に思えるだろうが、

私にとっては大金に違いない。では、そのような大金をどぶに捨てるようなことをしたのか。答えは簡単だ。

 

私があまりにもバカで無知だったのだ。

 

そうあの日は、知人と飲んでいたが気分が非常にモヤモヤしていた。

 そして酔いお悪い方向にまわっていた。賢明な判断なぞ出来ずその時のテンションで衝動的に判断してしまう非常に危険で客引きにとっては、まさしくカモネギな状態だったに違いない。

 

広島は流川、広島随一の繁華街でかつ花金。街は賑わいに賑わっていた。

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 そんな中、私はこう考えていた。

「どこかソープにいってスッキリしたい。いや試しにデリヘルでもいってみようか」

街中で立ち止まり、風俗サイトをポチポチとスマホでみていた。

 

そこで奴が現れる。

「お兄さん、お探しですか?」

客引きにして着古したスウェットのシャツと、ジャージのズボン。いかにもって感じの風貌だった。髪は茶髪で、たれ目で年齢は20代前半といったところだ。人が良さそうな顔でコチラに近づいてくる。普段ならこんな怪しさ満点な輩は「結構です」と断っていたが、なぜかその時の私はこういう女の子がいる店に行きたいけれどお勧めはあるか?

と訊いてしまっていた。愚行極まれりだ。

 

そして男は、どこかに電話していた。(今思えばそういう演技だったのだろう)

そしてあるホテルにまで付いていき、フロントのおばちゃんにホテル代を払った。

その次…私がしたことがもう愚の骨頂というか阿呆なことなのだ。なんと女の子にではなく客引きの男に現金を渡してしまったのだ。加えて連絡先、どこの店のものかも聞いていない。救いようのない阿呆とはこのことだ。

 

そしてこの阿呆はホテルの一室に着くなりルンルンと、どんな子が来るのかなと待っていた。

 

--50分後

誰も来ない。いや、おかしいとここで気づいた。フロントのおばちゃんに訊いてみた。

「女の子きた?」

「いや、きてないよ。もしかしてさっき男の人にお金渡した?いやバカだね。私は不思議に思うのよ。なんで知らない人にお金をあげられるんだろうって」

 

至極正論である。ぐうの音もでない。

しかしおばちゃんには感謝だ。ここで言ってくれないと夜明けまで待っていて泣いていたかもしれない、本当に。

 

おばちゃんに自販機でお茶を買いお礼にどうぞとあげた。

そして、今度はちゃんとした店でデリヘルを呼んだ。

 

うん、スッキリー!スッキリー!(最低)

 

賢明なあなた達なら分かると思うが

キャッチ・客引きには絶対についていってはいけない。

 

はい、復唱。聴こえない、もっかい。うん、よく言えました。

まあスロットで勝ったあぶく銭だったのが救いだった。いやそういう問題じゃないか。

ちなみにこのことは最寄りの交番に通報した。すごい恥ずかしかったが、丁寧に受け答えをしてくれて警察官に平伏せざるを得ない。

 

ではチャオ!